TEXT WORLD

2016.10.05 展示室 0
TEXT WORLD

巻物に鳥獣戯画が描かれるように、本の隅にパラパラマンガが描かれるように、物語や表現というものはその媒体、メディアによって制限されるし、そうであるからこそ、そのメディア独特の表現や技法が生まれるものだと思う。

そう考えた時に、「Web小説」というものがまだ紙というメディアに縛られたことしかしておらず、もっと独特な表現や物語を作ることができるんじゃないか、と考えて作ったのがこの作品。

以下のリンクから読むことができますが、謎解きっぽい要素が含まれているので注意してください。2回、画面遷移したら正解です。

念のため答えはこのページの一番下に、白文字で書いておきますので、もし分からなければコピペするなどして回答をご覧ください。

TEXT WORLD を体験してみる

以下、少しネタバレ的な要素も含みますので注意してください。

制作を始めた当初考えていたのは、身体感覚みたいなものを持たせられないかな、ということだった。

崩れ落ちていく文字に追われるように物語を読み進めていくことで、崩れていく建物や地下道みたいなところから脱出するようなイメージや焦燥感を感じさせることができないだろうか、というようなことを考えていた。

しかし、文字を読むスピードが人によってかなり異なるなど、ギリギリの感覚を生み出すのは難しそうだな、と感じた事から方向性が変わっていき、文字だけで表現される「小説」という世界において、その文字が崩れていくというのはどういうことなんだろうか、ということにシフトしていった結果、最終的に今の形に落ち着いた。

今まで物語を作ったことがないのでどうなのか分からないけれど、少し面白いな、と思っているのは「技術」を中心に物語を作っていったことだ。

サービスデザインなどで「人間中心設計」ということが言われたりしているけれど、この物語は文字が崩れ落ちるという「技術中心」に作られている。

どこかの先生が「作り方を作ると新しいものが生まれる」というようなことを仰っていて、それはその通りだと思っているし、この作品がそういったものになれば良いな、とも思っている。

まあ一つしかないのでは何とも言えないので、またこういった作り方で物語を作ってみようと思っているし、もしこの作品を見て面白いと思ってくれた人がいるならば、同じような作り方で物語を作ってみてもらえると嬉しい。ぜひ体験してみたいので、もし作ってみたよ、という人がいたらご連絡ください。

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